森林・山村多面的機能発揮対策交付金

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お知らせ

【令和6年度の申請説明会を開催します】
高知会場 R6年4月10日(水)14:00~15:30ふくし交流プラザ
幡多会場 R6年4月9日(火)13:30~15:00 四万十市社会福祉センター
参加をご希望される方はご連絡ください。

なお、どなたでもご参加可能ですが説明会では、すでに計画書を作成している組織向けに申請書類に関する内容がメインとなりますのでご了承ください。

本交付金についてのご相談は随時受けつけております。

「森林・山村の多面的機能発揮対策交付金」のご紹介

・「所有している山にはおじいさんが植えてくれた木がようけある。
  この木を伐って販売できんろうか?」
 

・「山が好き。週末の休みに木を伐って薪を作りたい。
  炭も作ってみたいし、山のものを活用する生活をめざしたいな」

 

・「裏山の人工林がうっそうとしちょってこわい。
  間伐をして明るい山になったら気持ちがえいろうなあ」

 

・「地域の川沿いにある竹が年々増えてきてみんな困っちゅう。
  定期的に切りたいけんどチェーンソーとか燃料とか経費もかかるし・・・」

3人以上の仲間を募って
「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」で
山の整備をしてみませんか?
整備に必要な道具類(チェーンソーや刈払い機などの機械類は半額補助)、
燃料費、林業機器の賃借料ほか、いろいろな経費が補助できます。
また、整備にかかる人件費も対象になります。
 
60~70年前までは、里山にある木や竹を炭や薪にして、日常生活の燃料として使っていました。

ところが石油をエネルギーとして使うようになり、山の資源を活用することは激減し、だんだんと山に人が関わらなくなっていきました。

 

また、戦後の人たちが、ゆくゆく育った木材がお金になると子孫のためにせっせと植林したスギやヒノキが、現在収穫期を迎えています。しかし、木材輸入の自由化をきっかけに国産の木材価格が下落してから長い時間が経ち、林業は廃れ、いま伐る人がいません。

 

山の荒廃という言葉はよく耳にしますが、私たちが思っている以上に、実情も、生物への影響も深刻です。
そして私たちは実感しているよりはるかに多く、山の恩恵をいただいて暮らしています。
山がダメージを受けると川と海もその影響を受けます。そして、それぞれに生息する動物や植物も。最後は必ず人間にたどりつきます。

 

山に携わる人が増えるように、日本の里山が再生する手がかりの一つになるように、この交付金は使われています。

 

事業の詳細は下記の概要をご覧ください。
ご不明な点がありましたら、当会にお気軽にお問い合わせください!

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事業の概要

1.事業内容

森林・山村多面的機能発揮対策は、地域住民、森林所有者、NPO法人、民間団体などが協力して作る活動組織が行う、地域環境保全(里山林保全活動/侵入竹除去、竹林整備)、森林資源利用、森林機能強化の取り組みを支援します。活動組織は、対象とする森林の状況に応じて、これらのタイプ別メニューを組み合わせることもできます。
 

森林・林業を支える山村地域では、過疎化等が進む中、かつてのように生活に必要な薪や炭の生産の場として利用されなくなったことに伴い、地域住民と森林との関わりが希薄化し、森林の手入れが行われなくなったことで、竹の侵入等による里山林の荒廃が進行し、森林の有する多面的機能の発揮が難しくなっています。

 

交付金の交付は、活動組織が対象とした森林が所在する都道府県に設置された地域協議会が担当する仕組みになっており、1活動組織当たりの交付金は、森林所有者と協定を締結した森林のうち採択申請年度に活動する森林面積に面積あたり単価を乗じて算出します。また、活動に必要な資機材も、対象となる物品には条件がありますが、その購入費用の1/2以内の交付金が対象となります。

現場のニーズ活動メニュー
荒れている里山林や竹林の手入れをしたい【地域環境保全タイプ】
・里山林景観を維持するための活動
・侵入林の伐採・除去活動
薪など地域の資源を活用し、山村を活性化したい【森林資源利用タイプ】
・集落周辺の広葉樹などの搬出活動
森林整備のための道を作りたい【森林機能強化タイプ】
・歩道、作業道の作設・補修
現場のニーズ:
荒れている里山林や竹林の手入れをしたい
活動メニュー:
【地域環境保全タイプ】
・里山林景観を維持するための活動
・侵入林の伐採・除去活動

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現場のニーズ:
薪など地域の資源を活用し、山村を活性化したい
活動メニュー:
【森林資源利用タイプ】
・集落周辺の広葉樹などの搬出活動

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現場のニーズ:
森林整備のための道を作りたい
活動メニュー:
【森林機能強化タイプ】
・歩道、作業道の作設・補修

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2.タイプ別メニュー

タイプ別メニューと面積あたりの交付金単価(国交付金)および支援の対象となる活動例を示すと下のようになります。
・1団体あたりの交付金総額の上限は、資機材の購入費用も合わせて単年度で500万円となっています。

・活動推進費は事業開始の初年度のみ認められます。(すでに申請済の活動組織は対象外です)

・資機材・施設の整備は、地域環境保全タイプ、森林資源利用タイプの活動に直接的に必要なものが対象となります。

・交付金活用にあたっては、いろいろな条件がありますので、手引きをよく読んで、申請手続きを始めてください。


(1)活動推進費(3カ年の活動を具体かする支援)
(助成単価:事業開始の初年度のみ。上限112,500円)
現地の林況調査、活動計画に基づく取り組みに関する話し合い、研修等

 

(2)地域環境保全タイプのうち「里山林保全活動」
(助成単価:1年目120,000円/ha、2年目115,000円/ha、3年目110,000円/ha)

雑草木の刈払い・集積・処理、落ち葉掻き、歩道・作業道の作設・改修、地拵え、植栽、播種、施肥、不要萌芽の除去、緩衝帯・防火帯作設のための樹木の伐採・搬出、風倒木・枯損木の除去・集積・処理、土留め・鳥獣害防止策等の設置、機械の取扱講習、以上の活動に必要な森林調査・見回り、傷害保険等

 

(3)地域環境保全タイプのうち「侵入竹除去、竹林整備活動」
(助成単価:285,000円/ha、2年目265,000円/ha、3年目245,000円/ha)

竹・雑草木の伐採・搬出・処理及び利用、以上の活動に必要な森林調査・見回り、傷害保険等

 

(4)森林資源利用タイプ

(助成単価:1年目120,000円/ha、2年目115,000円/ha、3年目110,000円/ha)

雑草木の刈払い・集積・処理、落ち葉掻き、歩道・作業道の作設・改修、木質バイオマス・炭焼き・しいたけ原木・伝統工芸品原料のための未利用資源の伐採・搬出・加工、特用林産物の植付・播種・施肥・採集、以上の活動に必要な森林調査・見回り、傷害保険等

 

(5)森林機能強化タイプ(助成単価:800円/m)
歩道や作業道等の作設・改修、鳥獣害防止柵の設置・補修、及びこれらの実施前後に必要となる森林調査・見回り

 

 (6) 関係人口創出・維持タイプ(助成単価:年50,000円)

地域外関係者の参加を得て(2)~(4)を行う際の事前調整・受入準備等

 

(7)資機材・施設の整備(1/2以内、1/3以内)

上記(2)~(5)の取組を行うにあたり必要な資機材の購入・設置
林内作業車、薪割り機、薪ストーブまたは炭焼き小屋を購入・設置、(6)に使う移動式の簡易トイレを賃借する場合は1/3以内とする。

 

※教育・研修活動タイプは、平成31年度に廃止となりました。

※注意
(2)、(3)はhaあたりの単価であることから、面的な活動が求められます。歩道・作業道の作設、土留め、鳥獣害防止柵等の設置、見回り等は他の作業と組み合わせて実施してください。
(2)、(3)及び(4)は同一年度、同一箇所での重複は認められません。
(4)の活動を実施する場合は、(2)または(3)の活動を効果的に実施し、もしくはこれらの活動の実施後にその効果を維持・強化するために必要な場合に限り実施可能です。
「書類ダウンロード」のページより実施要領や手引き等をご覧ください。

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