こうち森のささやき

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工石山自然休養林

標高1177ｍ、人と森が触れ合う場所「自然休養林」昭和42年に全国で初めて指定を受けたのが工石山 約260ｈａの面積を持つ工石山自然休養林樹齢250年のモミ・ツガ・ブナ・アカガシ、そして樹齢200年を越える天然ヒノキ。このような貴重な原生林が残っています。４月中旬にはアケボノツツジやミツバツツジ、５月中旬にはジャクナゲなど四季折々の花が咲きます。区域内にはキジ、ヤマドリを始め約100種類の野鳥、ウスバシロチョウ、キアゲハなど約50種類の昆虫、渓流サイの河原ではサンショウウオが生息「動植物の宝庫」となっています。

その麓に自然と親しめるイベント・学校研修などを行なっている宿泊研修施設高知市工石山青少年の家が有ります。「色々な方に工石山の自然を身体で感じて楽しんでもらいたい」との思いで、学校研修だけでなく、広く一般の方向けに子供から大人まで楽しめる少人数参加型イベントを年に16回程企画主催。イベント内容も様々、春・秋の日帰り遠足登山や小学生から中学生のみ参加方の自然体験合宿（工石山自然塾テント村・みんな集まれ！探検隊）なども行われています。

そのイベント事業のガイド役として高知市体験活動指導者養成実行委員会の方々がイベントをボランティアでサポート。 会設立から平成23で10年目を迎え、会のメンバーも約７０名程に成るそうです。

もちろん工石山青少年の家の職員さん達も会のメンバー。楽しんでもらえる企画をしたり、安全に参加して頂ける様に救急法やロープワーク・地図の見方・レクリエーション・木工クラフト・アウトドア料理などの様々な講習を受けて幅広い知識を得ています。しっかりした知識と経験を持ちながらも、ガイド役という枠を超えて参加者と一体となって楽しんでいる様子を強く受けました。

参加する方もそんな会の方の思いが伝わってかとてもリラックスして山を楽しめている様子。毎年あるイベントを楽しみに待っているリピーターの方も多いそうです。

厳寒の冬山登山と夜鍋の集い

厳寒の冬山登山と夜鍋の集いのイベントでは高知市内から50分という近さにかかわらず、美しい雪山の景色を観、パウダースノーの雪の上を歩く貴重な体験が出来ます。そしてその夜には「生き物の大切さと食べる事の有難さを感じて欲しい」と、会の事務局を務める明智さん（工石山青少年の家所長）自ら包丁を持って鶏を丸ごとさばく解体を実演講習。しし鍋では自ら猪を捕獲・解体そして料理まで。厳寒の冬山で自然の厳しさを学び遊んだ後に、心から温まる鍋（鶏・しし・きりたんぽ鍋など）を食べ、土佐山の自然を丸ごと味わえる貴重な体験が出来る場所でもあります。

登山道がしっかり整備されているので登山初心者や小学生でも気軽に山の自然に触れ合える場所です。

南北の頂上からは素晴らしい展望が楽しめます。

サイの河原では４月から６月頃までサンショウウオが観察出来ます。

子供たちだけでテントを組立、野外キャンプ（テント村）のイベント。

子供たちも一緒に料理を作ります。後片付けもしっかりやります！

工石山案内パンフレットを青少年の家で無料配布してます。 工石山地図はこちら（PDF）