実施日
平成28年6月20日(月)
実施団体
高知緑と水の会
実施内容
高知県は森林率84%で日本一の森林県と言われながら、一般の方にはなじみの薄い木材加工や木材の利活用について、先進技術の生産現場において加工行程や製品についての話をお聞きして、森林と木材利用、エコ技術への取り組みについて考え、林業への理解を深めて欲しいと、今回の学習ツアーが企画されました。
今回の目的地は馬路村。県木やなせ杉でも有名な場所です。
まずは、馬路村の朝日出山国有林にある天然やなせ杉の見学に行きました。あいにく小雨のお天気でしたが、霧が差し込む造林杉の歩道を歩き、大杉をめざします。15分ぐらい歩くと、樹齢800年、胸高周囲10.4m、樹高34mの大杉とご対面。その大きさと雄大な姿に、参加者は感動していました。
高知緑と水の会の会長で樹木医でもある野島先生に、不定根や空洞等、参加者からの質問も交えてご説明いただきました。
昼食後は、株式会社エコアス馬路村を訪問。先進技術の木材加工現場を見学しました。
企画課の上治氏から、加工現場の作業工程ごとの説明や新しい木材の利活用、地場産業としての取り組み等を解説いただきました。参加者から、村としての取り組みや木材資源や環境問題についての質問にも答えていただき、林業の現状や問題点等への理解を深めることができました。
この事業は、緑の募金を原資とした「緑の募金公募事業」の交付金により実施され、バスの借上げ料や講師謝金として、85,000円を助成しました。
大杉と一緒に記念撮影
株式会社エコアス企画課の上治氏から、まずは県木やなせ杉や馬路村の林業について説明していただきました。
工場の作業工程について説明
今回の学習ツアーにご参加いただいた皆さまから、緑の募金に9,642円を寄付いただきました。どうもありがとうございました!