令和6年度 木育指導員養成講座(基礎)

 日本一の森林率を誇る高知県の森林を次世代につないでいくために、木に触れることを通じて森林の働きや大切さ、楽しさ、木の良さ等を子どもたちに伝える木育(森林環境学習)の指導者を養成する講座として、令和5年度から「基礎講座」を毎年開催しています。
 令和6年度は、高知市と四万十市の計2回開催しました。

実施内容

森林についての基礎知識(座学)

講師:平子真治さん(木育インストラクター)
 
 世界と日本、高知県の森林の現状、日本の森林の歴史、森林の持つ多面的機能など、森林環境学習や木育で伝えたい森林の基礎知識についてお話しいただきました。

木育について・触れて感じる木の本(座学・実技)

講師:平子真治さん(木育インストラクター)
 

 木育とは、木育で大切にする要素、木育の活動例、活動を通じて生まれる気持ちの変化や安心して体験できる環境づくりなどについて学びます。また、スギのかけらを使った木育プログラム「木のおまもりペンダント」づくりを体験し、紙やすりで磨くことで変化する木の手触り、におい、色、艶を体感し、体験によって生まれる気持ちの変化を感じました。

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年齢や学習場所に応じた自然体験活動&ものづくり(実技)

講師:堀田幸生さん(木育インストラクター)
 

 幼児や小学生向けに実施している木育プログラム「バードカービング」「森の万華鏡」「竹けん玉」「カッコー笛」「竹コマ」「枝虫」を体験し、年齢による指導方法や道具の安全な使い方、指導のポイントなどを学びました。

参加者の感想

・「木育」を広く学んで、楽しんでしまいました。今回だけで自分が教えられるかというと全く自信はないですが、子どもたちと楽しく学べるようにいろいろ勉強したいです。
・午前・午後ともつい夢中になってしまうプログラムで、とても面白く、また勉強になりました。
・実用的な内容で子どもとのものづくりに生かせそうです。どれもとても楽しかったです。子どもも喜ぶだろうなと想像できました。
・とても有意義な時間でした。散策しながら材料集めなど出来たら楽しいなと思います。
・自身の勉強にも、伝える際のヒントもたくさんいただけて、想像していた何倍も面白かったし、ためになりました。
・体験としてはとても楽しく、樹木や森林に興味をもってもらうのにとても良いと感じた。自分も子どもたちにこのような経験をしてもらうお手伝いができたらいいなと感じました。

主催・講座についてのお問い合わせ先

公益社団法人高知県森と緑の会(担当:井上)
〒780-8010 高知市桟橋通6丁目7番43号 総合保健協会合同庁舎5階
電話:088-855-3905(平日9:00から17:30)
E-mail:info@moritomidori.com

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