これらの事業は森林環境税を活用して行われています
平成18年度 高知県こうち山の日推進事業報告
★一覧表 2/2 (実施順に並んでいます) 
感(間)伐体験体〜森を守るために私たちができること〜
実施日:平成18年11月11日(土)
主催:土佐清水市森林組合 代表 山下 林栄
土佐清水市三崎西ノ川流域にて、豊かな海は、海と陸をつなぐ川に育まれ、そしてその川は豊かな山林に育まれます。竜串の豊かな自然再生のための間伐作業を広く公募して行った。
お手伝いしてくださった参加者たちが間伐体験するにあたって、安全に作業ができるように指導を行い、森林や山を守る事が川・海を守ることにつながることを実感してもらった。参加者27名。
★参加者の感想★
今回、ボランティア間伐が行われた西ノ川の下流に広がる海、竜串湾では今、「自然再生事業」というものが行われており、私も海域の調査等に関わっています。竜串湾は、足摺海域でも有数の造礁珊瑚の生息地ですが、近年、湾内のサンゴ群集はかなり衰退してきています。この原因として様々な流域環境の変化があげられており、未間伐林からの表土流出などもサンゴの生息環境に悪い影響を与えている可能性があるということが分かってきています。

サンゴが健全に生息していけるような海の環境を保全するには、流域にある山や森の環境も良くしていかなければならないということは頭では分かっていましたが、なかなか、私のような海の人間が実際に山や森にふれる機会はありません。今回のイベントは自分の視野を広げ、山と海のつながりをより深く理解する上で本当に良い機会になりました。

私は初めて「間伐」とういものを体験しましたが、自分の手で木を切り倒してみて初めて「木を育て山を守ること」がいかに大変な仕事であるかということを実感することができたような気がします。山や森、里などの陸域の環境は人間が手を加えることで維持されてきた部分が多いと言う点で、海の環境と大きく異なります。今は昔と比べて山が荒れていると言う話をよく耳にしますが、昔の日とはなにも「環境を守る」ために、大変な思いをして山に木を植え、森の手入れをしてきたのではないと思います。その頃は山や森が多くの人達の生活の糧となっていたことから、山の環境がよい形で保たれていたのだと思います。このような人間と山との関わり方の健全性を取り戻すことが、山を守り、ひいては海の環境を守ることにつながるのだと感じました。
今回の間伐箇所は、平成13年9月6日の西南豪雨により、数多く被災した地域の一部です。この豪雨では、山林・家屋だけでなく海にも被害を及ぼし、竜串湾においては、造礁珊瑚の衰退や、自然環境へ大きな変化をもたらしました。これを受けて環境では、「竜串自然再生事業」により失われた生態系の健全性を回復する取り組みを行っており、地域においても自然環境への関心が高まっています。
森の時計作り
実施日:平成18年11月11日(土)
主催:野の手仕事仲間たち 代表 矢野 洋
黒潮町のあかつき館にて、森林や野山で拾い集めた自然素材を使って、参加者思い思いのアイディアで時計の文字盤を飾って「森の時計」を作る教室を開催。
この時計は、世界でただ1つの時計、子ども達が作った時計はかわいらしかった。
苦労しながら作っていたけれども、また作りたい、楽しい時間がすごせたなど、自然の素材に触れることにより山の事を考えたり、どんぐり拾いなどを行うことで森への関心をもってもらうきっかけになった。参加者17名。
第3回ふなと四万十源流ウォーキング
実施日:平成18年11月12日(日)
主催:堂好海「せいらん」 代表 谷脇 幸秀
四万十源流センター(せいらんの里)に早朝集合し、源流点へ向けて出発。往復4時間のハイキングの道中、ボランディアガイドが「山の日」に関心を高めるための森林ガイドを実施。
ハイキング途中にもガイド・スタッフによるウォーキングラリーを行った。
源流点にて完歩証贈呈式が行われた。昼食には豪快な田舎料理を味わい、地元船戸の伝統文化である花取り踊り・津野山古式神楽を鑑賞した。参加者は総勢163名。
ふれあい自然体験パート3
実施日:平成18年11月18日(土)
主催:あかいこの会 代表 西森 力
津野町姫野々鳴川地区にて、葉山林産企業の協力で私有林間伐(枝切り・皮はぎ)を体験。
つづいて、大自然の下で、あかいこの会会員の指導のもとで、竹の食器づくり(午前)や、木工教室「本立て」つくり(午後)を行った。
昼食は、町内の達人の指導の下にピザ料理・かに料理を作って味わった。
また、四国カルスト学習館長山本敬俊氏を講師に迎えた森林教室では、自然環境について学習した。参加者は84名。
里山の森林とふれあう環境体験学習
実施日:平成18年11月24日(金)
主催:久次部落会 代表 依光 章
久次公園(香美市土佐山田町久次)にて、年間を通じて花が見られるように、キンモクセイ24本・ヒラドツツジ100本・キリシマツツジ100本・キシツツジ100本・兼六桜10本を用意。
まず、香美森林組合による森の手入れによる紙芝居のあと、香長小学校の生徒や参加者とともに、木の成長を観察・関心をもってもらうよう名札を付けた。以前、生徒達が植えた木々に名札をつけたので、「前に植えた木がこんなになったんだ」と、植えた木の成長が確認できた。
そして、参加者とスタッフで1つずつ苗を運び、土をかけて肥料をやり植樹を行った。
植樹後に、香美市消防団新改分団による山火事の消火訓練を行う。久次部落会からよる、山の手入れと98豪雨の際の土砂災害についての話を聞いた。これらの活動を通じて、木や山の手入れの大事さを学び、公園の自然や周囲の森林に関心をもってもらうことができた。参加者120名。
久次部落の所有する部落共有林の頂上にある久次公園は、昭和58年に部落が遊歩道の整備や植樹などを行って作った公園である。一時管理が中断していた時期があり、雑木が繁茂していたが、平成15年に県の事業を活用して公園の再整備をしたあとは、部落が自力で維持管理している。現在は自生のツツジが復活し、春には多くのつつじの花が見られるようになり、地域住民の憩いの場として利用されている。
平成18年度高知県こうち山の日推進事業
実施日:平成18年11月25日(草刈り作業)・12月2日(植裁作業)・12月16日(添え木設置作業) 計3回
主催:橘漁業協同組合 代表 伊與田 智
幡多郡大月町橘浦地区県道沿いの、水主山管理組合が有する山において、海の豊かさと森を豊かにするために植樹を行った。植樹のための草刈作業に始まり、植樹作業、添え木を設置など3回に分けて行った。
今後の管理・育成は、組合が管理費を予算化して3〜5年で実施していく。
地域の学生にも協力してもらい、若い頃から森林環境に対してふれあってもらうこととした。
森が豊かになり、花が咲き、実がなり、小鳥たちが朝夕飛び交う自然を取り戻すことが、海の豊かさにつながり、さらには地球環境の豊かさにもつながるよう参加者にも聞いていただけた。参加者9名。
当組合は、平成16年度こうち山の日推進事業の計画を認定され、橘浦漁場沿岸の山に広葉樹を植林した。平成17年度は、橘浦弦場鼻より先谷までの県道の下側の山野を四万十森林管理署に植林計画を申請して、承認を受けた。この山野に広葉樹を植林し豊かな森をつくる計画である。森を大切にすることが、漁業の振興につながることのみならず、地球温暖化対策のひとつだと考えている。
「れいほくの山の恵み」まるごと体験祭 2006
実施日:平成18年11月25日(土) 平成18年11月26日(日)
主催:本山町南部椎茸生産組合 代表 大石 善重
豊かな森林の恵みである原木椎茸栽培の盛んな嶺北地区にて、発生している椎茸の採取や植菌作業体験、試食をとおして、原木椎茸の良さを実感した。
1日目は、高知平野を一望できる国見山の登山で、山の景観を体験してもらい、夕食には地元助成指導者による「汗見川そばの手打ち体験」を行った。自分で打ったそばと地域の食材を使った料理等地域をまるごと体験した。
宿泊は、汗見川地域休校舎で、生産者との交流をはかった。
2日目は、「山の恵みまるごと体験」と題し、シイタケの採集体験を間伐された森の中で栽培している露地栽培で体験した。大きさのさまざまなシイタケを収穫でき、自然のめぐみを実感した。植菌も生産農家の直接の指導を受けて楽しく体験した。
試食会の交流では、椎茸生産農家の椎茸料理、れいほく八菜、れいほくビーフ、棚田米も試食し、山の土・水・木の恵みを満喫してもらうとともに、杉の間伐材で木工体験も行い、森林や山に対する理解と関心を深めてもらった。参加者26人。

今後も長く消費者との交流に結びつくものとして、工夫をしながら山の恵みを感じる取り組みとして、生産者と消費者の交流を進めていきたい。
ふれあい木工教室
実施日:平成18年12月3日(日)
主催:平山木工クラブ 代表 山崎 周作
香美市土佐山田東川地区の間伐をした山としていない山を見学し、間伐することによって林内があかるくなり下草が生えること等を説明し、山の状態が良くなること実際に目で見て学んだ。
移動式製材機を設置している製材所では製材方法を見てもらい、今回の木工教室の材料が、ここで製材された間伐材であることを知ってもらった。
また、製材後のおがくずを利用した堆肥の生産施設も見学し、できたおがくずが、堆肥となって地区の農家で利用されていることや、製材所で出たおがくず意外の切れ端も燃料としてりようされていること等を説明し、地区全体での森林資源を循環していることを知ってもらった。
つづいて木工教室では、木工クラブのスタッフ指導で、参加者がそれぞれの作りたいものを簡単に製図をしたあとで、間伐材を使った本立てや傘立て、ウエルカムボード等を製作した。「次回もあったらぜひ参加したい」、「丁寧におしえてもらえて楽しかった」等の感想をいただいた。この体験を通じて今後も木や山に関心をもってもらえるように・・・。参加者は20名
香美市土佐山田町平山地区は、県立甫喜ヶ峰森林公園の南側に位置する山里である。地区の過疎化が進行する中、地域住民が一丸となり、平成15年に平山保育所跡に「あったかいWa平山ふれあい館」を開設した。また、地区内の間伐も進めようと、平成14年度には県の事業で小型製材機を購入し、東川に作業所を建築。その後、間伐材を有効利用するため、平成16年度にふれあい館横に平山木工所が建築された。木工所は平成17年7月から平山地区振興協議会(平山木工クラブ)で管理運営をし、ふれあい館とともに地区内外の住民の交流拠点となっている。
四万十川にキシツツジを増やそう!
実施日:平成18年12月3日(日)
主催:社団法人四万十楽舎 代表 井上 一
四万十市西土佐中半と岩間周辺の四万十川の岸辺に、昨年一昨年と「キシツツジ」を植裁してきた。今年は3年目。
午前中の剪定作業は、親子グループと大人グループに分かれてそれぞれ実施。地元講師に、切る位置等の剪定方法や、草木の説明などを受けながら、キシツツジに覆いかぶさるように生い茂る竹藪を目の当たりにし、手入れの大切さを実感しながら作業を行った。。
その後、餅つきや、しし汁で暖まりながら交流をはかった。
午後からは、3年間の取り組みのまとめとして、環境講座を行った。
講座@では、四万十森林環境保全ふれあいセンターから講師をお迎えし、植裁してきたキシツツジの状態や、この事業の重要性の話を聞いた後、こどもを対象にして木の種の飛ぶ仕組みを学ぶ講座が開かれ、木が仲間をふやす為の工夫を楽しみながら学んでいた。
講座Aでは、大人を対象とし、四万十楽舎の山田高司氏が講師となり、今まで国、県、住民が四万十川の取り組んできたことを聞きながら、これまでできたことやできていないこと、課題を知ることができた。
現在の四万十川の水環境が決して誇れるものではない、という再確認から今後の自分達の行動を見直すきっかけとなる講座内容だった。参加人数19人。
また、同日より10日にかけて「四万十川の花の絵画と写真展」も開かれ、のべ100名以上の入場者数となった。
第3回おおなろ野外活動の森づくり
実施日:平成19年2月25日(日)
主催:おおなろ野外活動の森づくり実行委員会 代表 石黒 潔彦
おおなろ園(高知市神田)周辺の森にて、神田地区青少年協議会の会員の方や神田小学校、鴨田小学校の児童やおおなろ園の利用者で下草刈りなどの整備活動を行った。
また、土佐竹トンボの会の3名の指導の下に竹トンボづくりをし、完成後製作者全員で飛行距離のコンテストを行い楽しんだ。参加者は40名。

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これらの事業は森林環境税を活用して行われています