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| 高知市で実施された「平成19年度樹木医セミナー」の後半(第4〜6回目)の内容をご紹介します。 |
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| 7月8日(日) 第4回目 |
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1限目:「樹木ときのこ」
講 師:荒尾正剛氏(きのこアドバイザー)
日本の「きのこ」には約7千種類もの数があるが、その7割がまだ分類されていないものであるとのこと。高知県には50種類の毒きのこが存在するようです。
代表的なきのこを、画像を交えて詳しく話していただきました。
森林の生態系にとって、なくてはならない存在である「きのこ−菌類」の不思議を知ることができました。また、生きている樹木を腐らせてしまうものについて防除方法とともに教えていただきました。
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2限目:「樹木の病気」
講 師:楠木学氏(森林総合研究所四国支所長)
樹木の病気について講義をしていただきました。
植物がどのようなものが原因となり、どのような過程を経て病気になり、どのように広がるのか。そして、防除のために必要なこと等を学びました。
また、樹木の治療と診断に関する参考図書や関連学会等の資料をいただきました。
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3限目:「緑の繁殖(新品種の開発)」
講 師:木山徹氏(日本樹木医会高知県支部)
緑の繁殖には、貴重な資源である森林木の保存のために、後継樹木の育成、長い年月耐えてきた名木及び巨樹のすぐれた遺伝的形質をもった後継樹の育成が必要であること。また、人々に潤いや楽しみを与えてくれる緑化・園芸・ガーデニング等も含まれることを教えていただきました。
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4限目:「土壌と樹木の生育」
講 師:木山徹氏(日本樹木医会高知県支部)
樹木の成長には、その土壌の状態が樹木の健全さに大きく関わっていることを教えていただきました。
今回学んだことを活かして次回は、樹勢の診断を行なう現地研修です。 |
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| 掲載日:H19/7/13 |
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| 8月26日(日) 第5回目 |
「土佐の名木・古木観察」
講師:前田繁次(日本樹木医会高知県支部)、緑サポーター他
土佐の名木・古木を観察し、樹勢診断を行う現地研修が行われました。四国森林管理局に集合し、最初の観察地である須崎市へバスで移動しました。道中、前田樹木医より一日の行程の説明や前田樹木医の仕事内容のお話などを聞くことが出来ました。
午前中は、須崎市大谷にある「大谷の樟」、佐川町にある「佐川の大楠」、日高村にある「燈明杉」をそれぞれを観察しました。 |
須賀神社「大谷の樟」
国指定の天然記念物 |
諏訪神社「佐川の大楠」
県指定天然記念物 |
小村神社「燈明杉」
不思議な葉のつきかたをしていました |
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| 午後からは、大豊町の「杉の大杉」、香南市香我美町の「天神の大杉」をそれぞれ観察しました。「杉の大杉」の近くにある、椿とカゴの木の合体木も見ることができました。 |
大杉の近くにある
椿とカゴの木の合体木 |
大豊町の「杉の大杉」の前にて
記念撮影 |
本日の最後の現地研修場所
香南市にある「天神の大杉」 |
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| 今日一日、前田樹木医や緑サポーターの方々から説明を受けながら、5ヶ所を観察してそれぞれの木について、樹勢・樹形・枝の伸長量・梢端の枯損・枝葉の密度を、受講生の方々それぞれ診断し、調査表に記入しました。 |
| 掲載日:H19/9/10 |
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| 9月9日(日) 第6回目 |
1限目:「樹勢の回復と外科手術」
講 師:M田吉成氏(日本樹木医会高知県支部長)
これまでのおさらいもかねて、樹木医の仕事についての話から始まりました。樹木にとって、光合成を行う葉、水・養分を吸収する毛根、などが重要だということ。樹木の治療とは、弱っている所をいち早く見つけ、その力を取り戻すように土壌改良などで自然治癒力を高めてやることであると。 |
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実習:「樹木腐朽修繕及び土壌改良作業」
講師:M田吉成氏(日本樹木医会高知県支部長)、野島幸一郎氏(日本樹木医会高知県支部)緑サポーター他
高知市城西公園において、植裁されている樹木のうち、ソメイヨシノとヤマモモについて、根本土壌の踏圧等によって樹勢の衰退が著しく樹幹腐朽も進んでいるといことで、土壌改良と腐朽部の治療を行い、健全な成育を確保しようとする「樹木治療実習」が行われました。
まず、ソメイヨシノの治療が行われました。栄養分・水分は根から広がった毛根によって吸収するため、木の根元周り1mを残し、30pの深さに放射状に掘り、改良資材を混入、枯枝を切り落とし、防菌癒合剤の塗布を行いました。 |
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M田樹木医による説明 |
樹木治療に使われる道具
初めて見るものも |
ソメイヨシノの土壌改良作業 |
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| 午後からは、ヤマモモの治療が行われました。腐朽の振興拡大と樹勢の衰退を予防するために、樹幹の腐朽空洞、テッポウムシ被害による幹の腐朽部分は削除・洗浄、空洞の重点被覆及び癒合促進剤塗布等の作業を行いました。太枝の不適切な切断部は、適正な箇所で切り直し、枯枝等も適切に切除し処理し、防菌癒合剤を塗布して樹木への腐朽菌の進入予防を行いました。 |
ヤマモモの太枝
適正箇所にて切り直し |
ヤマモモ腐朽空洞部
癒合促進剤塗布 |
樹木治療実習完了
野島樹木医による解説 |
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| 実際に樹木の治療作業を行い、受講生のみなさんは、作業の難しさを実感していました。「樹木の回復が楽しみだね」という声も聞かれました。 |
| 掲載日:H19/9/12記 |
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| 最後に・・・ |
この日で平成19年度樹木医セミナーの講座全6回が終了しました。
6回という回数は、座学、現地視察、研修等こなしていくと多いようでかなり凝縮されて短く感じたと思います。
ここから、希望者が緑サポーターとして登録します。
是非、多くの方が登録し、緑サポーターの仲間の輪が広がり、当会でも協力をお願いしていますが、高知県内の樹木を治療したり手入れをする活動に参加して、こした活動が各地で活発になっていくことを期待します。 |
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この事業には「緑の募金」が活用されています |
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