高知県旧本川村にある国有林「ふれあいの森」2.64ha(吉野川源流域の葛篭谷黒滝山国有林)を、嶺北森林管理署と(社)高知県森と緑の会が平成11(1999)年12月8日に協定を結び、森林ボランティアを募集し、森林ボランティア自身の力で森林づくりを体験するとともに、森林ボランティアの意見を森づくりに反映しながら事業を進めてきました。

▲ふれあいの森からのぞむ稲叢山
 当該箇所は、徳島県及び香川県の水源となる吉野川の上流域に位置し、水源かん養機能への期待のほか、石鎚山系などの山岳観光地にも近く、一般の方々の関心も高い地域です。
 また、設定地は国道からも近く、上下は林道に接し、交通の便、各種作業を行う上でも比較的便利な箇所です。
 タイミング的にも、「(社)高知県森と緑の会」がボランティア(※1)による森林整備活動に関心を持っていたことから、比較的スムーズに協約締結までにいたりました。

 協定締結当時、四国森林管理局では、「開かれた国有林」を目指して、国有林を広く一般の皆様に活用していただけるよう様々な取り組みを実施していました。そのような中、国有地を一般に開放して、好きな木を植える森づくりは全国でも初めて(※2)でした。

 第1次協定期、多くのボランティアの皆さんや子ども達が参加して、子ども達が自分で育てたドングリの苗木、野山で採取したクヌギ、カシ、トチなどの実の種まき、ナラ、ヤマザクラなどの広葉樹の植樹や下刈りなど森林づくり活動を行うとともに、樹木観察や森林浴など森林とのふれあい活動を行ってきました。
 下刈りは、植樹した木と萌芽した木が共存して育つ森林づくりを目指して作業にあたってきました。

 ・第1次協定: 平成11年12月8日〜平成16年3月31日
 ・第2次協定: 平成16年 4月1日〜平成21年3月31日


(※1) 林野庁の調査によると森林ボランティア団体数は、活動団体に直接国の支援が始まった1997年には277団体でした。それが2000年には581団体、そして2003年には1165団体(6年間で4倍)に増えています。(現在は1,500団体を超えるとも言われています。)

(※2) 開かれた「国民の森林」のために
(ふれあいの森)
NPO等が行う自主的な森林づくり活動を支援するため、森林ボランティア団体等と協定を締結し、国有林野を活動の場として提供する「ふれあいの森」の設定を平成11年度から進めている。ふれあいの森では、植樹や下刈のほか、森林浴、自然観察会、森林教室等の活動を行うことができ、平成15年度末現在、全国に137か所設定しており、延べ約1万5千人が森林づくり活動に参加した。(平成16年度林業白書から抜粋)
up date 平成19年3月23日
※この「ふれあいの2000年の森」の事業費は「緑の募金」を活用しています(当会の直営事業)
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